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09-11-23 軽量艇 [講習会・行事]

今日は三連休最後の講習会です。昨日からの雨は未明で上がり、講習開始時刻の1000頃には晴れ渡るようなので、迷わず実施としました。

1000、今日の参加者3名全員が東京湾マリーナに集合したので、講習艇のYAMAHA-23「東京ベイキャロル(通称キャロル)」)に移動し、係留したままで、着岸時のもやいの取り方やクリートの使い方、主な結びの種類と素早い結び方、クルーワークの注意事項等を講習しました。

また、もやいの長さや役割、落水者を救助するときのロープの使い方等も解説し、1220バースに係留した状態で昼食となりました。

1240、天気も快晴となり気温も暖かくなったので出港することとしトイレタイム(キャロルにはトイレが付いていません)、この間にメインとジブのフィッティングを行い、1300マリーナを出港しました。

091123_1.jpg遅く出港した分少しでも帆走の時間を確保したかったので、湾岸荒川橋を過ぎたところでメイン、ジブをアップ、SSE2m/secの中を3回のタッキングで三枚洲3本目の立標をクリア(上り角が良いので)し、前方で練習しているディンギーを避けるべく再度タックし、風の塔に向けて沖出しをしてから再びタックし、浦安方面へクローズホールドで向かいます。

この間、ヘルムスを交代しながら2~3m/secの風の中をスイスイと帆走って行きますが、午前中に出港していてそろそろ戻ってくる頃の「DreamQuest」が見当たりません(ディンギーを除くセールボートは8艇程度出ていましたが、こちらからは逆光になるため識別できず)。

ディンギーの練習海面を過ぎディズニー沖を目指していると、本日の「DreamQuest」船長のY村さんから携帯に電話が入り、お互いの現在位置を確認・・・なんと、こちらの後ろから追ってきている様ですが、この風では軽量の「キャロル」が圧倒的に有利ですので、離される一方とのことです。

暫くは、そのまま追って来ていたのですが、さすがに無理と諦めたらしく、1408再度、反転して帰港するとの電話が入りました。

見ると確かに180°針路を変更し追っ手で三枚洲の3本目の立標方向に向かっている様子、艇の性能差は十分分かったとは思いますが、ここでダメ押しをするのが礼儀?とばかり、こちらも反転し「DreamQuest」の後を追うことにしました。

この段階では距離約500ヤード、アビームからブロードリーチで振れる風を捉えてじわじわと近づいて行きます。

3本目の陸橋を過ぎた辺りまで来ると100ヤード程度まで詰めていましたが、若洲の陸の影響で風が南に振れたのと同時に針路を北よりに取ったため、ほぼ真追っ手となってしまいました。

091123_2.jpg風は相変わらず2~3m/secでしたが、ジブが遊び始めたので人間ウィスカーと化して観音開きで一気に距離をつめようとすると、「DreamQuest」もポールをセットしての観音開きで対抗してきました。

しかし、軽量艇の強みでじわじわと距離を詰め、2本目の立標手前で見事抜き去ることができました。

健闘空しく抜き去られたことにガックリしたのか、はたまた悔しかったのか・・・「DreamQuest」はセールをダウンし機走で去って行きました。

こちらはギリギリまで帆走を続けましたが、1本目の立標辺りで風が弱まりジブがクロスの重みで垂れ下がる状態に至り、セールダウンとなりました。

予備の燃料タンクが空になったので、1545東京湾マリーナの給油バースに着岸し(一足先に戻っていた「DreamQuest」も丁度給油が完了したところ)、ガソリン19ℓを補給、2サイクルオイルが見当たらなかったので1本購入して50:1の割合で混合し、ホームバースに着岸しました。

先に片づけを済ませて解散した「DreamQuest」のY村さんが、挨拶(敗北の?)にみえた中、全員でフィッティングを解除し、1630解散となりました。

講習会参加のみなさん、お疲れさまでした。また、「DreamQuest」のY村船長はじめ乗艇のみなさん、良き教材役ありがとうございました(^^;
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ヨッシー

Hootaさん、今日は久しぶりに洋上でお会いできてうれしかったです。少しは腕を上げたつもりでしたがとんでもありませんでした。艇の差なのか、ヘルムスの差なのか、はたまた船長の差なのか?多分全てなのでしょう。これからもよろしくお願いします。でも、講習会参加の方には良い(反面教師?)教材になったら幸いです。
by ヨッシー (2009-11-23 21:37) 

hoota

ヨッシーさん、ホント久しぶりでしたね。
艇の差が殆どでしょう!観音開き時のジブなど、セールトリム全般が少々甘かったきらいはありますが・・・シビアにトリムされていても、抜かされる時間を少々先延ばしに出来た程度だったと思います。
講習時に伴走していただくと、セールカーブやトリムなど、視覚的に分かり易い教材になりますので、これからもよろしくお願いします。
by hoota (2009-11-23 22:05) 

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