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09-07-11 ウィンチ&ナイト [講習会・行事]

今日は普段と趣を変えて、1300からウインチメンテナンス講習、1700からナイトセーリング講習の二本立てです。

ところが・・・メンテを予定していた「アルファ」と「キャロル」がレース?「みずなぎ」は急遽浜離宮に出かけてしまっていました・・・

残った「DreamQuest」は先日ボートマネージャーのK峯さんがメンテ済み・・・ただ、少々グリースが足りないらしく金属音がするので、4個のウィンチにグリースを追加することにしました。

「DreamQuest」のウィンチはどれもシングルスピードのシンプルなものですが、リューマーとバリアントというメーカーのものが2個づつ、分解方法と構造の違い、グリースの追加場所等を説明し組み立てて、回転させたときの音の違い(金属音が無くなり軽快な音になる)を確認してもらいました。

とはいえ、4個しかないのであっと言う間に作業終了・・・ナイトセーリング講習参加者を待つまでの時間、のんびりと過ごします。

1620ナイト参加者が早くも全員集合したので出港準備開始、みなさん船長クラスなのですぐさま準備完了、少々早めですが1640出港、帆走しながら日没を迎えてナイトに突入することになりました。

新砂水門を越え荒川に出ると風は東3m/sec前後、湾岸荒川橋を越えたところでメインとジブをアップしてクローズリーチ3kn程度で三枚洲の立標をクリアしてクローズホールドで浦安沖に向かいます。

090711_1.jpg本日の日没は1858、日没から日の出までは航海灯を点灯しなければなりませんが、曇ってもいたので1820早めに点灯、徐々に暗くなって行く中快適な上りが続きます。

日没を過ぎた1900、まだ明るさが残る中引き波の波頭が光を放っているよう・・・先ほど見た赤潮は夜光虫だったようです。すっかり暗くなってからは青い光を引いての帆走、O田さんがボートフックで海面を叩くと刺激を受けた夜光虫が・・・みなさん子供に戻ったようです!

2020針路を反転しスターボードタックのブロードリーチで若洲風車にヘディングし帰路に就きますが、風が徐々に無くなります。このままでは帰港が遅くなりすぎるのでやむを得ずエンジンをスタートし暖機を始めましたが、ふと東を見ると半マイル程沖に風が見えるので暖機のまま待機・・・まもなく3m/sec程度の風が入ってきたのでエンジン停止で帆走を続けます。

ディズニーランド沖に達した頃、ふと風が弱まったと思う間もなく急に南に振れたので、ただちにブームを反し針路そのままポートタックのアビームに・・・4.5kn前後の艇速で2145には若洲沖に戻ることができました。

夜間は視覚情報が限定されるので、五感すべてを使って風の振れや変化を感じないとヘルムスやトリムが難しいことや、ワイルドジャイブなどの危険に反応できないことなどを体験していただけたと思います。

090711_2.jpg他艇の往来も無いようなので追っ手のまま湾岸荒川橋にヘディング、三枚洲の3本目の立標を過ぎたところでジブダウンしエンジンスタート(機走に入るのでマスト灯ON)、風が若干落ち機走速度とほぼ同じ(見かけの風は無風)となったので、針路そのままでメインダウン、葛西臨海公園の観覧車のイルミネーションを鑑賞しながら2230ホームバースに着岸し、2245本日のナイトセーリング講習を無事終了しました。

今回は明るい内から帆走し徐々に目を慣らしながらのナイトでしたので、参加のみなさんも十分に目が慣れていたようです。とはいえ、日中とは比較にならない程視覚情報が制限されますので、帆走の際には十分に注意して夏のナイトセーリングを楽しんでいただきたいと思います。
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コメント 2

ヨッシー

ナイト講習会ありがとうございました。夜間は想像以上に他艇との距離感や風の感じ方が難しいと再認識しました。また、普段慣れている海面やホームポートの風景も別物のように異なって見えました。十分過ぎる位注意して、夏のナイトセーリングを楽しみたいと思います。
by ヨッシー (2009-07-14 08:21) 

hoota

追っ手時の風の振れやワイルドジャイブ、落水などに特に注意して心行くまでこれからの夏を楽しんで下さい。
by hoota (2009-07-14 09:45) 

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