09-07-01 憂さ晴らし

今日は何とか天気ももちそうです。1000、「みずなぎ」メンバーのH地さん、K貝さん、H田さんの３名も応援に駆けつけて下さいました。

1030、珍しく午前中の検査となり、航海灯、エンジン、法定備品の順にチェックが進みますが、名義変更後初めての検査のためか、結構細かくチェックされました。

とは言え検査自体は15分で終了、限定沿海の範囲が一般的な房総沖→御蔵島沖→伊豆半島沖を囲むエリアと異なるとの指摘を受け(これも細かくチェックされた原因か？)たので、クラブ内の混乱を防止するため他艇と同じエリアへの変更と現在の定員12名を15名に増やせないかを相談したところ、OKをもらいました。

明日午後以降でしたら船検証の交付OKということで、1055検査を全て終了しました。

たまたま「ソルティーウェーブ」の方でも1130から１艇船検を受けるとのことで、ライフラインの取り付けは1300からということにして、ハルのFRPが露出している箇所のパテ埋め作業を行い、完全に硬化する明日以降にメンバーで表面のサーフェース化と同系色の塗料によるタッチアップをお願いすることにしました。

昼食後、いよいよライフラインの取り付けです。先ずはバウ側の端末処理(シンブルをかませ、銅製のスリーブをかしめる)を行いシャックルで固定、スタンションの穴が小さいのでライフラインを通してから長さを合わせて切断し、スタン側の端末処理を行います。

スタン側は、電磁誘導による船内の電波受信状況低下(ほんの少しなのですが)防止とテンション調整のため、3mmの細索を使用し「止め紐結び(パッシング・シュラウド・ラニヤード)」で止めます。

後は、怪我防止とセールの損傷防止のため、ワイヤの端が出ているスリーブ部分をビニールテープで巻き作業終了、シュラウドのターンバックルに巻いてあったテープも剥がれかけていたので、ついでに全て巻き直しました。

1400、本日の予定していた作業は全て完了・・・・・天気もまだもちそうですし、整備ばかりでも面白くない！それに今日は風も弱く異常に蒸し暑い！また、先週の講習会で雨に濡れた「DreamQuest」のセールとシートも乾かしたい・・・・・H地さんは仕事の関係で戻るとのことでしたが、H田さん、K貝さんと３人、セール干しを兼ねて「DreamQuest」で帆走に出ることにしました。

出港届けを出し、手早くフィッティング、1430K貝さんのヘルムスで東京湾マリーナを出港し湾岸荒川橋を越えるもほぼ無風・・・・・しかし、沖をみると風が入ってくるのが見えたので取り合えずメインをアップして３本目の立標まで機帆走(途中でSSE3m/secの風が入ってきました)、立標を越えたところで浦安に変針しジブアップ、思ったよりも角度が北寄りで浅瀬を交わせそうにないためタッキング、数回のタッキングを繰り返し(この間にH田さんにヘルムス交代)、東京西航路沖まで行ったところで1600となりました。

ジブも乾いたし、整備つづき雨続きの憂さ晴らしを兼ねてスピンでも揚げますか？と聞いたところお二人とも賛成！の声。

風は10°程触れ回り2～3m/secしかありませんが、ジャイブをしてからスピンアップ、4kn弱の速度でみるみる若洲の風車が近づいてきます。

普段なら３番目の立標手前でスピンダウンするのですが今日は平日、雨の落ちそうな曇天も手伝ってか行き交う船もほとんどいないので、ジャイブをしてスピンランのまま湾岸荒川橋を目指します。

２本目の立標を越えた辺りでスピンダウン、エンジンONで機帆走を開始するも風の速度には達せず風が前に回ってくれませんが、かなり弱めなので艇を風に立てず、ブームを振り出してそのままの針路でメインダウン、1720、H田さんのヘルムスのまま無事ホームバースへ着岸しました。

ジブシートはまだ乾きませんでしたが、ジブは乾燥、憂さ晴らしも出来たし、明日午後から船検証を受け取れば「みずなぎ」も出港可能ということで、梅雨の合間のほぼ完璧な一日となりました。