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09-03-15 出会い [クルーズ・回航]

本日は昨日とうってかわって好天(読みは同じでも字が違う!)です。

0800船内泊組みのお二人と朝食をとりに「ばんや」へ行くと、民宿組みの三名が既に朝食中、横のテーブルに座り注文を済ませ、今日の予定などを話していると、「桟橋に泊まっているヨットですか」と合い席になった男性が話しかけてきました。

「ばんや」ではよくあることで、この人もヨットやっているんだろうなぁと思いながら話をしていると、諸磯に29feetを所有していて、今日はバイクで「海ほたる」まで散歩がてら走りに来たところ、快晴の天気に誘われ今度ヨットで保田に来る時の下見がてらここで朝食をとることにしたのだそうだ。

その前は「コーチヤ」の船に乗っていたとのこと、K33「瑤沙」を知っていますかと聞くとほぼ同時にその男性も「瑤沙」の名前を口に・・・聞けばなんと「瑤沙」のクルーだったそうな・・・つまり、私が「瑤沙」を降りた後「瑤沙」のクルーとして約10年ほど乗っていた、言わば私の兄弟弟子・・・

昨日の荒天や今日の好天、その他もろもろの状況が重ならなければ、ここで同席することも無かった・・・つい先日YCCで「瑤沙」との再会を果たしたばかり・・・たぶん「瑤沙」の引き合わせなのだろう、縁というものを強く感じた一日の始まりでした!

船に戻り、弟弟子さんに私の名刺を渡し今後ともよろしくなどとやっている間に、民宿組みのメンバーも乗艇を開始したので、出港準備を始め、1000出港となりました。

090315_1.jpg風はNNE5m/sec、「Bambino」にとっては少々物足りない風ですが今日は帆走するぞ!ということで、定置網の北側を通って久里浜にヘディング、蛸壷をかわし終えたところでセールUP、「Bambino」の帆走は初めてというメンバーが殆どなので、手順や仕組みを細かく説明しながらメイン、ジブ、ステースルの順に出して(ファーラなので)いき、トリムすると6kn前後で帆走り始めます。

三浦半島の上に出ている富士山を目指し本船航路を渡り終えたところで城ヶ島にヘディング、暖かい日差しを受け追っ手でマッタリと帆走ります。

1130剱埼の東に達したところで風が止まる、多分南西の風に変わるのだろうなどと話しながらも何とか1knで南下を続けましたが、とうとう有効舵速以下になってしまったので仕方なくエンジンスタート、1215伊豆半島方面から風が近づいてくるのを見つけ、伊豆大島東端にヘディング、何とかクローズホールドで帆走り始めるも風は3m/sec程度なのでタッキングはできそうにありません。

090315_2.jpg1300風は強まるまでにまだ時間がかかりそうなので、城ヶ島の南側を回り相模湾側の西側の入り口から三崎港に入港することにして機帆走を開始、1345うらりを覗くと桟橋に空きが無い・・・ならば給油船にと行ってみるとクレーン船が係留していてそちらに着けることもできない・・・ちょうど水中観光船「にじ色さかな号」が離岸したのでその隙にそこへ着岸し、今回の参加者9名を上陸させ、「Bambino」は保田へ帰ります。

U川さんと二人で保田回航なので、私は楽をさせていただきます。城ヶ島大橋をくぐり三崎港の東側から東京湾に出ると風は多少強まり5m/sec、定置網をかわしたところでステースルを揚げ機帆走7.5knで真っ直ぐ保田を目指します。

東京湾中央手前で引き舟を1艘かわしたのみで、その他の本船をかわす必要も無く順調に帰路を急ぎます。

090315_3.jpg1500風は7m/secに上がり、南西の風の割には冷たい風ですねなどと話しながら北を見ると、金谷沖に異常に高いく近く見える煙突群が出現、富津の煙突群なのですがこんなに高くみえるはずはない・・・高い水温と冷たい風・・・・・蜃気楼!今日、二つ目の出会いで締めくくりです。

1530保田のホーム岸壁に着岸、U川さんに手伝ってもらい係留作業を終え1600船内でコーヒーブレーク、ゲストを沢山載せていたこともあって、どっと疲れがおそって来ました。

U川さんを見送ったあと、船内の掃除や整理を終え1700帰宅の途に就きましたが、館山道もアクアラインも渋滞らしいので東京湾フェリーで帰ることに・・・・・こちらも乗船車両が多く1726金谷港を6分遅れでの出港となりました。

横横道路では2箇所で事故渋滞に巻き込まれ、途中食事や給油もしましたが、結局自宅にたどり着いたのは2000、疲れの追い討ちを食らってしまいましたが何はともあれ事故もなく無事終了、めでたし、メデタシです。
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09-03-14 荒天訓練 [クルーズ・回航]

本日は、夏のトカラ行きの予行練習を兼ねて伊豆稲取クルーズの予定でしたが、この天候で電車が止まると言う思わぬ事態により、参加者が出港時間に間に合わず全員揃ったのは1130です。

この時間から出港したのでは、やっと落ち着いてきたもののSSW12m/sec波高4mに向かって進み、稲取に着けるのは下手をすれば夜中・・・殆ど初心者を含む13名を乗せて強行するのは無謀と言うべきでしょう。

同行する予定の「みずなぎ」は昨日の向かい風の中、予定より1時間少し余計にかかって到着していましたが、エンジンの振動が大きいというので確認してみると、なんとマウンのボルト1本が破断しており防振ゴムを含むマウント部品を交換する必要があることが判明し、稲取どころの問題ではなくなりました。

「うらり」に置いて帰る訳にもいかないので両艇の参加者と相談し「みずなぎ」は今日の南風が吹いているうちに帆走でホームの東京湾マリーナに帰港することにして、「Bambino」は保田まで約2時間の荒天訓練をすることになりました。

1300エンジンに負荷をかけないよう「うらり」岸壁で「みずなぎ」を回しメインをUPしてからの出港となりましたが、見ているとジブを揚げた時点でヘッドがスルーラフから外れ急遽ジブDOWN、2ポンメインのみでの帰港となるようです。

「Bambino」も「みずなぎ」の後を追い直ちに出港、剱埼付近まで後をついていきましたが、こちらは保田に向けて進路を維持、「みずなぎ」はメインのみのためかなかなか追ってに入らずヤキモキしましたが、どうやら北上を開始したようで一安心です。

090314_1.jpg海況は予想より悪くうねりを伴った波高は4~5m(写真では表現できません!)、「Bambino」にとっては大したことはないのですがコックピット内は身動きがとれない(人が多くて)状況で、ステースルを出す操作もできない程でしたので、このまま機走のみで保田まで行く事にしました。

三崎方面を振り返ると青空が見え、どうやらこちらは寒冷前線の東側の雲の真下を同じ方向に進んでいることが判明、どんどん風が上がってきてとうとう18m/secまでに・・・まぁ後1時間弱で着くし荒天訓練としてはこんなもんでしょう!

視程は良いものの波のせいで漁港入り口の定置網の確認が難しいので、絶対に回避できるマージンを取って漁港入り口に向かい、1500無事着岸。

普通はあまり走らないような状況を十分に味わってもらう事ができたようです。

保田の良いところは・・・即お風呂にザブ~ン、明日乗艇予定のK保さんも加わり15名での宴会、稲取のキンメを食べられなかったので保田のキンメを食べたりしながら1845解散となりました。

私は船内泊のお二人と一緒に「つむぎ」で飲み直し、これからお風呂で暖まって来ることにします。
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09-03-13 春2番? [クルーズ・回航]

本日、明日からの伊豆稲取キンメツアーのため「Bambino」を三崎港うらり桟橋まで回航しました。

本当は夕方に三崎港に入港するつもりでいましたが、遅くなるほど荒れるという予報でしたので、急遽午前中に回航を済ませてしまうことにしました(だって、シングルハンドで15m/secオーバーはしんどいですから・・・)。

1025保田漁港に到着し間髪置かずに出港準備、ガット船の入港を待って1040保田漁港を出港しました。

090313_1.jpg風はSE6~7m/secで今のところは比較的穏やか・・・とは言えスプレーはしっかりと被ります。

漁船も本船も少なめで、特に本船を回避すべき状況にも出会わずほぼ一直線に三崎を目指します。

本船航路をほぼ渡りきり剣の手前4nmあたりから、風が南に回り10m/secオーバーのブローが入り始め、次第に波が高くなってきました。

1140剣埼の南を通過した頃には風はSSE10m/secに上がって安定、剣埼沖独特のチョッピーな複合波を何発か喰らいバウデッキで海水をすくうこと2回、まっ「Bambino」にとっては大した事ないんですが・・・久々に海に出れて喜んでいるのでしょう!

1200三崎港内はSSE7~8m/sec、追い風での左舷前進着岸、ニュートラでは風に押されて加速してしまうのでデッドスローの後進を利かせながら、速度を落とし係船料金徴収係りのおじさんの「さすがに上手いねぇ」の一言に気をよくして着岸完了。

その後、「こないだ来たヨットなんかさぁ・・・」と、いつもの岸壁に船をぶつけた話をきかされながら係船料金を払い終えました。

090313_2.jpgさて、今晩は発達中の前線を伴った低気圧の通過により相当荒れ模様となりそうなので、南の強風春2番?に備えて増し舫いを取っておく事にします。

潮は大潮、ちょうど干潮を過ぎたあたりで、深夜0時頃の引き具合もほぼ同じなので、現状に合わせて舫いの張り具合を調整して本日の回航作業は完了です。

あとは、夕方入港予定の「みずなぎ」を待ちながら、今晩早めに前線が通過してくれる事を祈るしかありませんね、当然燃料補給をしながらですが・・・
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09-03-12 女性は化粧が肝要? [整備・その他]

昨夜から天気は良いものの風が強く10m/sec以上の独特のピューピューいう音を立てて吹き続いています。

北寄りの風なのでガット船に積載している土砂の粉塵は飛んでこないのでよいのですが、日が出ている割には気温が低めで結構寒い感じです。

午後からは風が落ちるという予報を信じて4本のハンドレールのニス塗り開始です。

一通り塗り終え少し離れて見てみると、うぅ~ん、輝いて見える!やっぱり女性は化粧で美しくなるものだ・・・とあらためて訳の分からん独り言を呟きながら、乾燥待ちでのんびりと日向ぼっこ。

090312_1.jpg乾燥待ちの間はカラスがやってきて折角塗ったばかりの所を歩き回られたりしないよう、デッキに陣取り日向ぼっこでもしているしかないんです(この時間を結構気に入ってたりしますが・・・)。

1230を過ぎた頃から、風も落ち始めやっと暖かくなってきて乾燥も順調のようです。

とは言っても気温は11℃程度なので乾燥に時間がかかるのはしかたがないと諦め、1500から2度目の塗りに入ります。

埃は付かなかったものの、小さな虫が2匹ニスに捕らわれてお亡くなりになっていました・・・一昨日H田さんが貼って下さったマスキングテープがキッチリと貼られているので少々剥がすのに苦労しましたが、無事ニス塗り終了です。

気温の割にはきれいに仕上がり、とりあえずは暗くなってカラスの活動時間を過ぎれば一安心、それまではまたデッキに出たり船内に入ったり片づけをしながら過ごします。

今日このまま一晩乾燥させれば、明後日からの伊豆稲取行きには支障がないのでとりあえずは天候に感謝して、明日の三崎回航→伊豆稲取キンメダイクルージングに備えるため一旦帰宅することにします。

カラスよ~し! 舫いよ~し! 戸締りよ~し! では。
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09-03-11 「Bambino」発進! [整備・その他]

昨年の11月25日のステアリング故障以来こつこつと修理やメンテを行い、昨日安心できる状態に達しましたので、約3ヶ月半振りに「Bambino」を動かしてみました。

とりあえず、金曜日に三崎港まで回航するので、ホームの岸壁を離れ浮き桟橋に係留することにします。

風はNW5m/sec程度、修理の完了したステアリングやその過程で分解したギア、スロットルレバーの調子を確かめるためにも、ロングキール艇の一番苦手な後進着岸をしてみることにしました。

090311_1.jpg岸壁を離れステアリングの応答性やギアの入り具合等を確認した後、浮き桟橋に後進でアプローチ、風は桟橋から船を離す方向なので、ある程度速度を付けておいた方が楽なのですが敢てデッドスロー(行き足だけ)での着岸に挑戦です。

デッドスローだと舵の利きが悪くなるため(ロングキール艇の場合後進時は利かなくなると言った方が当たってるかも)、ステアリングをより多く回さなければならないのでテストにはもってこいとの判断です。

スタンから渡れる程度まで桟橋に接近した段階で、案の定バウが風に押され離れ始めますが、「Bambino」のセンタークリートから取ったスプリング索を桟橋のクリートに固定し、それ以上バウが離されないようにしてから、各ラインとスプリングを取って無事着岸完了、ステアリングもスムーズで問題ないことが確認できました。

090311_2.jpg朝方は曇りでしたが、日も差し始めたので昨日下地処理をしていただいたハンドレールの砥粉塗りを開始、乾燥した時点では気温も下がっていたのでニス塗りは明日行うことにして、船内清掃、エンジン点検、デッキ掃除等で本日の作業は完了ということにしました(写真はスタボ側のみ塗った状態)。

今日は一人なので「ばんやの湯」を浴びて1杯、刺身で1杯、「つむぎ」でもう1杯・・・さてっと、そろそろ上陸しますか。
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